大きめの独り言

わたしの脳みそのはしっこです

最近よく昔を思い出すので、、、

今日はこちらの記事で少し話をしたなっちゃんのおばさんの思い出を書いていこうと思う。

kiky0625.hatenablog.com

おばさんに関する話は実はたくさんある。そんな中で一つ、おばさんの人間性がよく垣間見える話をしようと思う。

 

おばさんの占いは本当にあたる。おばさんが言うには、おばさん本人に未来が見えたりする力があるわけではないらしい。

おばさんは占いをするときに石を使う。この石に関する話も非常に興味深いのだが、これはまた別の記事で話そうと思う。

 

この石はいかにもな占師が使うような仰々しい水晶などではない。本当に普通の石だ。おばさんはこの石を通して仏様とお話をするらしい。そして仏様の答えによって石の重さが変わると言っていた。

 

おばさんはありとあらゆることに答えてくれる。それこそ、恋愛事情から人の生き死にに関わることまで。

 

ある時私の母親がなっちゃんのおばさんのところに行った。おばさんは一つ前の順番の人を占っていた。おばさんは自分の家の居間で占いをする。待合室などあるわけでもなく、前の人が相談している内容も普通に聞こえてしまう。

 

その日、私の母の前で占いをしていた人は人を探しに来ていたようだ。おばさんは「生きているから安心して探しなさい」とアドバイスをしていた。

 

前の人が帰って行ったあと、母の番が回ってきた。母の番が回ってきた時、おばさんは言った。

「前の人の前では生きてるって言ったけどな、多分あの人は亡くなっている」

 

おばさんはこのように言った理由も説明してくれた。

「俺(私の地元では年配の女性は自分の事をオレという)の言葉で希望を失わせても一つも良いことはない。であれば占いを外した自分が悪者になればそれで良い」

 

おばさんの占いは本当にあたる。本当に力があるのだと思う。そしておばさんには力のある者の振る舞いに関して自分なりの哲学があったのだと思う。

 

おばさんは10年以上前に亡くなってしまった。

日本のどこかに、おばさんのような方はいるのだろうか、、、